■『第5回AKB48選抜総選挙』開票イベント(8日、横浜・日産スタジアム)
 HKT48の指原莉乃(20)が、15万570票を獲得して“まさか”の初首位に輝いた。開票イベント後の会見で指原は、カメラマンからのフラッシュを一身に浴び「実感が沸いてきてすごいうれしい」と歓喜。また、今回の結果を受けた秋元康総合プロデューサーの反応についても明かした。

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 速報の順位をキープし、2位の大島優子に約1万4000票差をつけて1位になった指原は「1位って重みのあるもの。まさか私がなるなんてまったく考えてなかった」といまだ信じられない様子。それでも過去最多となる15万票超えの得票数に「きょうの日産スタジアム(同イベントで7万人を動員)がもう1個あるってことですよね。嘘みたいな景色」と目を輝かせた。

 同イベント後、大島とさっそく話したという指原は「『緊張するし、センターに立つ人にしかわからない苦労があるけど支える』って言ってもらった。あと、『この1年の指原を活動を見てたら納得できるよ』って言ってくれてうれしかった」と先輩からの“お墨付き”に安堵。さらに、高橋みなみからは「『大丈夫だから、安心して』と言われた」と声をかけられたことを明かした。

 それでも、総合プロデューサー・秋元康氏の反応はイマイチだったことを告白。「さっき会ったんですけど、こうやって(首をかしげるポーズを真似てみせ)、あんまり納得いってないと思う」と苦笑い。「すみません、と謝ります。でもこうなったのは秋元さんのせい」と総選挙発案者の秋元氏に突っ込みを入れつつ、「大分県でコンサートしたい。1回もしたことないので」と地元凱旋ライブをご褒美として提案していた。

 今年の総選挙は指原を含め、HKTメンバーが64位以内に6人ランクインする大躍進。同グループ最年長の指原は「HKT48としても自信につながった。良かったなって思う」と喜び、「今(48グループを)引っ張ってるわけでもなく、中間の世代が1位をとってしまって申し訳ない。HKTのメンバーをAKB48の次期エースとして育てたい」と抱負。初センターの座を射止め、HKT48劇場支配人でもあるさしこに、より一層強い責任感が芽生えていた。